子どもの耳

2014年12月9日

子どもに英語を教えていると、子どもの耳のよさにほんとうに驚かされる。カタカナ・イングリッシュに慣れてしまった私の耳には、子どもの発音は不明瞭でつい直したくなるのだが、実際ネイティブが聞いたらどちらが聞きやすいかわかったもんではないと思う。

外国語を勉強するという話になると、「まず日本語から」などという意見が聞かれることが多いのだが、私はいつもこう思う。「どっちもやりなはれ!」と。言語習得に順番があるという発想そのものがどうも理解できない。もちろん、学習には時間が必要で、時間が限りあるものなら、どちらを先にやるかを選択する必要が出てくることがあるかもしれないが・・・

耳のやわらかいうちにどんどん言語を学習するのは、それはそれでとても意味があると思うのだ。

先日、小学生の男の子と英語を勉強していて、その耳のやわらかさにやはり感嘆していたのだが・・・「じゃぁ、アルファベットを確認してみようかな」と、用意してあったアルファベット表を見せると、急に「エー、ビー、シー」とカタカナ発音になってしまった。え!? さっきまでの素晴らしい発音はどうしちゃったの? と驚いて、アルファベット表を見ると納得・・・アルファベットの横にカタカナが書いてあって、彼はそれを読んでいたのでした^^

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