真の「科学的」態度とは?

「スピリチュアルな世界は、目に見えない世界である。それは、現代科学で何も観測できない世界であり、それ故に、科学というメスをいれることができない。

しかし、目に見えないということは、それが存在しない根拠にはならない。

存在するとも、しないとも言えないだけである。

しかし、今は違う。確かにあるのである。少なくとも、知覚できるが観測できない世界があることは、間違いない。」(『地球人のための超植物入門』板野肯三、アセンド・ラピス、2018:258)

「目に見えないということは、それが存在しない根拠にはならない」という態度が、真に科学的だと私は思う。ないかもしれない、けれども、あるかもしれない。そういう世界観に立って、観察しうることを論理的に繋げていきながらものごとの全体像を構築していくということが、真に科学的な態度だと思う。

著者である板野先生は、東京大学の理学博士であり、コンピューター工学を専門としてられる。高度な科学的な訓練を受けてこられ、また多くの人を訓練する立場にあった人。そういった方が発信される「科学的情報」を否定することができるだけの根拠を持った人は、いったいどれだけいるのだろう、と思う。

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