宇宙社会学
社会学に「宇宙」は入るか?
って思うけど、「宇宙」を入れないともはや社会のいろいろなことが理解不能になっている。
「宇宙」「霊界」などを組み込んで初めて「社会」が理解可能になる。
そういう世界観をみんなと共有していきたい。
これまでのいわゆる「社会学」は、根拠を人間に知覚できる領域のものに限っていた。
──というのは説明不足である。
知覚できないものとして、「常識」「正義」などの価値を根拠に、「社会学」は方向づけられていた。
そして「常識」や「正義」が何かというと、これは権力によって与えられた価値にほかならない。
そういったものは、ある種の一神教的な世界を、アカデミズムの中にもつくり出す役割を果たしていた。
「社会学」を「宇宙社会学」する、ということにはこれ以上興味がわかないので、深入りはしないが、つまりはそういうことである。
で、「宇宙社会学」であるが、これも私が「社会学」時代に培った方法論でしかアプローチできそうにない。
発表されている言説を集めて意味を紡いでいくということである。
その言説の中に、「宇宙人」が出てきたから嘘である、とか、「霊」が出てきたから妄想である、とか、決めつける根拠はなにもない。
そう決めつけようとする力はすなわち「常識」であり、そういったものを人々の世界観から排除しようとする権力の作用である。
語られていることをまずは真摯に受け止め、論理的矛盾点が生じる場合にのみ疑っていったりその理由を解釈していったりするという態度が、実は真に「科学的」なのではないか。
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